2019年7月4日

羽仁もと子の言葉をお届けします 7月

我々の衣食住を私事だと思うから、めいめいの好みや力次第で、

贅沢をすることも、お茶づけをかき込んでおくことも出来るのです。

我々の住む家庭の中を、まず公のものだという合理的な信条の上に立てましょう。

公のものといえば、朝も晩も目をみはって堅くなっていなくてはならない所の

ように思うのは、やはり自分の生活は自分の勝手でよいと考えていることに

対して公ということを考えようとするからです。

休息も慰めも人間の公に要求するところのものです。

羽仁もと子著作集『みどりごの心』「我々の住む所」(昭和5年10月)より