お母さんがお伽噺を話したり、
子供さんたちがいろいろなおもちゃをもって遊んだりする時間が必ずあるのですから、
それらのおもちゃにもう一つ土というおもちゃを加えて、母と子と一緒にしてはどうでしょう。
農は国の本(もと)と昔からいってあるのは、農家でなくてもよい言葉です。
農家でない人はわざわざ年月を使って農業を学ばなくても、幼い時からこの愛土運動をおもちゃの一つのように母と一緒に楽しく使って、
土と親しんでるうちに少しずついろいろのめずらしい野菜なども出されるようになったら、どんなに楽しみでしょう。
羽仁もと子著作集 真理のかがやき より 「第二のエデンをつくりましょう」
