2019年11月3日

羽仁もと子の言葉をお届けします 11月

 私どもは貯金、保険、臨時費など、家計相応の金をちゃんと取りのけておいて、 月々の生活費を『家計簿』によって、予算超過をする気づかいがないようにしていれば、 決してけちけちすることはいりません。けちけちしないばかりでなく、かえって豊かな 気持ちをもって、臨時の収入でもあったときは、幾分は貯金にしても、あとはもちろん ぜいたくの癖のつかない限りにおいて、家族の生活をにぎわすように使わなくてはなりません。  定時の収入の増えたときは、それだけ生活の膨張になってしまわないように、 貯金のことを考えなくてはなりませんが、底にしまりがあって、豊かな気持ちで一家の経済を していくことのできるのは、理想的の家計上手というものでしょう。                          羽仁もと子著作集 家事家計篇「豊かな心で」より抜粋