自分の日々の生活は戦争の用意をしているのか、この世の中の平和の基礎を築いているのか、
平和にゆくみちの困難な一歩一歩を、祈りつつ苦しみつつ
自信と忍耐と聡明と十二分の能率をもってなしつつある幸福な一人一人になりたい。
そうしてそれは一人一人の真剣さが、神の導きの手に結びつくことによってのみ、確かに可能である。
平和の喜びはただこの道を通してわれわれの上に来るものである。
「戦争と平和と」(昭和23年7月) 『友への手紙』より ふうせんかずらの花