2021年3月1日

羽仁もと子の言葉をお届けします 3月

旧いものから新しいものに移ってゆくその状態は、

花から実になるのと同じでなくてはならない、

またそうなるべくすべてが造られているのだと思う。

花は実のために咲くのではなく、花はその花自体をほんとうに咲くならば

花の雌蕊はおのずから花粉を宿し,子房はひとりでに実にまで育ってゆく。

花069(桃源郷/花桃と春の花) | 素材サイト プラス

花がいつ実に変わったか、花は花として咲き楽しみつつ咲きつとめつつある間

に,実はおのずから成るのである。しかも花と実は同じものでなく、

その価値も花は花として、実は実として各々別である。     

             「旧と新と」  ―思想しつつ生活しつつ(下)―