人間に与えられた能力を、その与う限りにまで働かせたい、発達させたいという目的のために、
食べたり着たりすることが必要になるのだということを忘れてはなりません。
日常生活という仕事をすることそれ自身が、私たちの各方面のより高い能力の基礎的能力を作ることになってゆくのです。
羽仁もと子著作集 家庭教育篇(下) 「家庭教育より学校教育を見る」